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外貨投資の商品選択(FP)

円高傾向が続いております。今回の円高の原因は、アメリカによる国債や通貨の大量発行によるドル安を主な原因としていると言われております。皆様の中には、今回の円高を機に、外貨投資をお考えの方も多いかと思います。
さて、我々が投資で利益を得る手法は、「利息によるインカムゲイン」と「売却によるキャピタルゲイン」があり、これは海外投資でも同じことが言えます。
日本ではゼロ金利政策が継続されていて、日本円にはインカム投資としての魅力はありませんが、海外では日本よりも相対的に金利が高いため、インカム投資としても魅力がありますが、海外投資は為替変動による元本割れリスクがありますので注意が必要です。

さて、わが国から外貨投資する場合には、大きく分けて4つの方法があります。
1.外国の通貨(現物)の購入、または外貨預金口座の開設
2.外貨建てMMF(安全性の高い債権を運用対象とする商品)の購入
3.外国債券または、外貨建て投資信託の購入
4.外国為替証拠金取引(FX)
 
 上記の1~4の投資手法は、1~4に行くほどリスクが高く、同時にリターンも高くなります。最近はTVや雑誌でも、よく報道されていますから、FXという言葉も、お馴染みとなりましたが、FXとは、例えば1万円の投資で100万円分のドルを買うことができるため、投資効果が100倍となります。
ただ、そのままでは損失も100倍ということになってしまうため、自動ロスカットなどのシステムにより、実際に100倍の損失を被ることは通常はありえませんが、十分なリスク認識が必要な商品です。
また、FXや投資信託のオルタナティブ商品には、円高になった場合に利益を獲得できる商品もございます。
 
 ところで、外貨投資の商品選択で切っても切り離せないものは、為替手数料です。為替手数料は、銀行、商品によっても異なり、見極めるのは大変です。
ただ、商品については、おおよそ種類ごとに決まっており、FXで米ドルを購入した場合は片道25銭、外貨建てMMFの場合は片道50銭となっており、通常、外貨預金の手数料が片道1円です。商品選択の際には、投資効果が大きく違ってきますので、為替手数料にも注目しましょう。
 
最後に、税金ですが、利息は利子所得として源泉徴収されて確定申告は必要ありませんが、為替差益は雑所得に該当し、ほとんどの方は確定申告が必要になります。
ところが、同じく雑所得に該当しながら、「外貨MMF」の為替差益については非課税となっており、税金がかかりません。もちろん税制改正により変更される可能性が無いわけではありませんから、ご注意下さい。
 
このように、外貨を投資対象とした商品は、多種多様であり、選ぶ際には、為替手数料、税金についても、重要な要素といえます。